資格のすゝめ(4)宅建士

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宅地建物取引士

セカンドキャリアにオススメの宅建の資格

数ある資格の中でも、セカンドキャリアにおすすめの資格の一つとして「宅建」が挙げられます。宅建の正式名称は宅地建物取引士であり、年間で20万人ほどが受験する非常に人気の高い資格が宅建です。そんな宅建資格は不動産業界で活躍したい方には必須であり、不動産を契約する際の重要事項説明書面への記名、契約書への記名や捺印は宅建士しかできません。そのため、独占業務であることから、宅建資格があるとセカンドキャリアでとても有利といえます。

ご存じのように、不動産の購入は人生においても最も高額な買い物と言えることから、それだけリスクが伴います。ですから、宅建の資格を持つ専門家が不動産購入者に対し、不動産契約に関して重要な説明を果たす必要があるのです。また、不動産業界のみならず、銀行や保険会社といった金融業でも活躍できるのが宅建士です。不動産の担保価値を評価し融資する場合が多いため、専門知識を持つ宅建士が重宝されます。このことからも、宅建資格を取得できれば仕事の幅が大きく広がり、セカンドキャリアや転職時に有利な資格であるのです。宅建資格は独学で取得することも不可能ではありませんが、専門学校に通ったり、通信講座を受けたりするなどの方法が最適です。

宅建の試験内容

宅建はマークシート方式で出題され、1問1点で50点満点、全部で50問あります。

試験科目は以下となります。

・権利関係が14問

・宅建業法が20問

・法令上の制限が8問

・税、その他が8問

このようになっています。

宅建の試験に合格するには、70%以上の35点以上が目安となるでしょう。毎年変動することから、必ずしもそうとは限りませんが、基本的には満点の70%以上取れれば合格できます。

宅建の難易度

宅建資格は、とても難易度の高い資格です。なぜなら、合格率が15~17%ほどしかないためです。しかし、それでも司法書士資格のような国家資格に比べれば合格できる可能性は高いといえるため、努力や勉強次第では十分に資格を取得できるのが宅建なのです。

難易度が高いからこそ勉強して資格を取る価値がありますし、多くの企業から重宝されると言えます。そのため、宅建はとてもオススメできる資格です。

宅建を取得するメリット

宅建の資格を取得するメリットとして、主に以下の3つの点が挙げられます。

1.就職や転職に有利

宅建は不動産に関する専門知識を求められる資格であることから、就職や転職にとても有利です。セカンドキャリアを仕事に没頭して活躍したいという方にも、非常にマッチする資格となります。宅建業法で、不動産事務所は5人に1人は宅建士を雇用しなければならないと決められているため、資格があればそれだけ就職できる可能性が高まるのです。

2.高収入を得られる

賃金構造基本統計調査によれば、2018年度の不動産業の月収は約35万円となっています。これは、飲食業やその他のサービス業と比べても高い水準と言えるため、宅建資格を持っていれば、高収入を得ることが可能です。老後資金を蓄えるためにも、宅建資格を取得してバリバリ活躍できるようにしてみてはいかがでしょうか。

3.専門知識を身につけられる

宅建資格はかなりの専門性を求められることから、試験に合格して見事資格を取得できれば、専門知識を有することになります。これにより、専門家として信頼を得やすいですし、自分自身にも自信を持てます。難関資格に合格したという成功体験こそが自信につながり、今後の人生をプラスにしてくれるでしょう。

宅建は受験資格の制限がない

国家資格の場合、受験制限が設けられているケースも少なくありませんが、宅建は受験資格の制限がありません。つまり、年齢や学歴に関係なく、どなたでも受けることが可能なのです。これにより、50歳以上の方々も受験することが可能なため、宅建は中高年の方、セカンドキャリアで資格の取得を目指したいという方にオススメできます。努力によっては、短期間で宅建資格に合格することも夢ではありませんし、年収アップやセカンドキャリアの点で有利になるのです。

年齢制限や学歴制限があれば受験するのにハードルが高い場合もありますが、宅建はそれらがないことから、誰もが非常に受験しやすいのが特徴です。つまり、チャレンジする価値が十分にあるでしょう。高みを目指す意味でも、難関資格にチャレンジするのがオススメです。

セカンドキャリアを充実させるために資格取得はオススメ

ここまで、セカンドキャリアにオススメの宅建資格について解説しました。生涯学習という言葉があるように、人は何歳になっても学び続けることが大切です。資格取得や仕事に遅いということがないので、シニア世代やその一歩前の年齢になっても、学び続けるのがベストです。教育環境が充実しているため、今ではいつでもどこでも学べる環境が整っています。ですから、あなたのシニアライフを充実させるためにも、ぜひ将来を意識して学び続けられるようにしてください。そうすることにより、きっと魅力的で豊かな人生になるはずです。

もちろん宅建資格は難易度が高く、合格するためにはかなりの労力と体力が必要となります。それだけに、合格できれば大きな喜びが得られますし、就職や転職、セカンドキャリアで有利になるのです。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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