東京代表のシニアサッカー選手の目標


ー社長は70歳以上のサッカー選手として、東京都の代表に選ばれたと伺いました。素晴らしいですね  

ありがとうございます。以前から東京都シニアサッカー連盟に所属していたのですが、昨年69歳になり、と同時に69歳以上の東京選抜チ-ムのメンバーに選ばれ全国大会に出場することとなりました。10月に秋田で行われる全国大会で日本一が決まるのです。チ ーム名はロイヤルと言います。  

シニアチームは沢山ありますよ。60歳以上は全国で数百。70歳以上でも百は下らないです。 元プロのサッカー選手から、僕のように学生時代から続けている人、子供の応援からサッカーを始めた人、きっかけは様々ですが、かなりレベルは高いです。

ずいぶんシニアのサッカー人口は多いのですね。 普段はどんな練習をしているのですか

今はコロナの影響でロイヤル(東京都選抜チーム)としての練習ができず、練習試合のみです。しかし自主練は欠かしませんよ。平日は仕事があるので家で筋トレ程度ですが、土日はたっぷり3時間程度、大学のグランドで練習しています。内容は、主にスプリント(短距離走)とシュート練習ですね。

グランドが使えない時は家の周りを走っています。家が丘の上なので、近所の階段を全力で上り下りするのは心肺機能の訓練にもなってとってもいいのですよ。 真夏の昼間の暑い時間にわざと練習するのです。家族には心配されますが、サッカーの試合は暑いなんて言っていられませんからね。  

もう、56年もサッカー人生です。生活の一部かな。  学習院男子中等科・高等科そして学習院大学ではサッカー部に所属、インターハイにも出場しました。その後米国オレゴン州ポートランドのルイス&クラークカレッジに留学したのですが、所属していたサッカーチームが全米の試合で西海岸2位。僕のプレーがスポーツ誌の表紙にもなったのですよ、家族は信じてくれませんがね(笑)。

その後、学習院大学で監督3年と総監督を2年、そしてリクルートサッカー部の監督を3年務めてきました。その後はシニアリーグに選手として所属しています。

お仕事とサッカーの両立で難しいことはありましたか?

まったくありません。 いえむしろシニアこそサッカーに限らず、皆で切磋琢磨することが大切なのですよ。チームの中にも外にもがんばっている人が沢山いて、レギュラー争いをする。企業も同じ。だから、絶えず止まるわけにはいかないのです。 

会社の経営において、サッカーは非常に 役にたちました。サッカーと会社経営はそっくりだと思います。  サッカーにおいて大切な事は「全員防御・全員攻撃」の姿勢です。  

企業においてもまったく同じです。社員全員が絶えず「全員防御・全員攻撃」の姿勢で、  かつ一丸となって仕事に取り組む事で会社は伸びていくことができるのです。 

長く運動を続ける事ができたのは何が理由とお考えですか。 

自分自身については、絶えず心にある闘争心と向上心だと思います。  

また、これまで大きい怪我もなく健康にすごしてこられたのは、家内の食事のサポート があったからだと思います。 食事は山盛りサラダと温野菜中心に、高タンパク低カロリーを心掛けてくれています。それに自家製ヨーグルトとバナナも。 

それから仕事柄、毎日沢山のコーヒーを飲みますが、良いコーヒーは新陳代謝を促進するのでそれも健康な身体作りに良かったのではないでしょうか

ー 今後の目標をお話しいただけますか? 

サッカーでも会社でも 強いチームを作るためには、チームの一人ひとりが150%の能力を発揮できる環境を作らねばなりません。一人がずば抜けて有能であればいいということではないのです。チームが優勝するために、またコクテール堂が世界一注目されるコーヒー企業となるために力を合わせていきたいと思っています。 守りながらも戦う姿勢は持ち続けますよ!  

絶えず攻撃と防御を考えながら確実にゴールに向かっていく、サッカーで鍛えた心と体がまさに息づいている、そんな爽やかなお話が聞けました。まずは、一歩前進から始めてみるということですね。ありがとうございました。 文:林 早紀子

参考:コーヒー製造販売会社エイジングコーヒーのコクテール堂 (cocktail-do.co.jp)

写真提供:(株)コクテール堂  

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