シニアの呟き 第3回

テーマ:団塊ジュニア世代

今回は投稿いただきました中から1971(昭和46)年~1974(昭和49)年に生まれた「団塊ジュニア世代」の方たちからの投稿に絞ってチョイスさせていただきました。

今の会社は定年延長をしていません。昨年に異動になった部署の仕事が自分には不向きなことや役職定年以降の給与の減額を考慮して、60歳まではあと8年ですが転職を決めました。同期からは、この歳で希望の仕事内容、年収での求人なんてあるわけないと言われました。営業畑一筋でやってきて、売り上げ数字を作るための交渉テクを磨いてきた自分が内勤で伝票整理の日々というのはメンタルが無理。自分で数字も作れない上司の下を転々としながらも続けてきた営業という仕事にこだわりたい。「マインドセットする年齢なんだよ」という同期の助言に少し心も揺れましたが、やりたいことを継続したいという気持ちを変えるまでにはなりませんでした。さて、リクルートに登録だ! 
ペンネーム:老後貧乏予備軍 52歳/男性

まずは、これまでのご自身の歴史を整理することをオススメします。磨き続けて来られた営業のスキルを整理し、文字として視覚化することで、ご自身のメンタル的にもよろしいかと思います。なぜなら、頭の中に漠然とあるものを文字にして認識することで新たに気付くことも多いからです。新卒入社した今の会社とは異なって、今回の転職はジョブ型採用となるでしょうから、何をできる人なのか、何を任せられる人なのかを明確にされることは大切です。棚卸し、頑張って下さい!

これまで3回転職。4社目となった今の会社は気が付けば今年の4月で15年目。居心地が良いというか、上司に恵まれたというか、何より夫の子育てサポートがあったから働いてこれた感じですが。秋から親の介護のための時間を作らなければならなくなったので会社に相談してみたところ、「実は……」とくらーーい顔で一言。その言葉を反射的に私が復唱してしまった為にオフィスからざわめきが起こってしまいました。なんと、親会社の経営悪化による事業縮小で私の働く支店は年末で閉鎖。そもそも、私を含めて支店採用スタッフがほとんどのこの会社。「希望者は本社に」と言われても、夫や子どもと引っ越せるわけがなーい。円安などによる原材料や資材などの価格高騰、物価高による倒産は前年より増えているというニュースは知っていたけど、まさか、自分の勤め先が……。お先真っ暗。
ペンネーム:フライドチキンの素 53歳/女性

確かに、地域によっては前年の倍の倒産件数というところもあるようで、22年以降、連続増加という厳しい状況が続いています。「フライドチキンの素さん」のように団塊ジュニア世代も親が介護対象者になる歳になってきました。介護に関しては、地域包括センターにご相談されるほか、ご自分なりに情報の収集を行われることをお勧めします。介護と仕事の両立の大変さは協会スタッフも身をもって経験していますが、前向きに頑張りつつ、行き詰まった時には「助けて」と言える自分でいるしかないと思います。

会社組織というものに馴染めず、いわゆる基幹社員というポジションからは縁遠く、裏では「雑用さん」なる素敵な呼び方をされてます。自分の居場所が欲しいから会社にいるわけでもなく、積極的に社の業績に貢献しているわけでもなく、毎日会社に行けば給料をもらえたから、それだけのこと。しかし、そんな私がバンコク支店への赴任の異動辞令。生涯現役「雑用さん」で良くて、川柳を書くことだけが趣味の人間に海外転勤とは。これは体のいいリストラだなと思い、その旨を上司に尋ねると「支店長からの推薦らしいよ」の一言。その支店長とは自分の同期で、帰国後は資源調達部の担当役員のポストが待っているという噂もあるエリート基幹社員です。彼とは特に何かの関係があったわけでもないですが、断る理由が何もないので「行ってみるか」という呟きでした。
ペンネーム:雑用さん 51歳/男性

シニアのユニーク川柳をきっかけに当サイトを知っていただいたそうで、シニアの呟きにも投稿してくださり、ありがとうございます。50歳を超えての海外転勤は大変だと思いますが、ある程度の社会経験を持った人が行かれるほうが良い場所もあるかもしれないと思います。それに、「必ず誰かがどこかで見ている」という言葉通りに同期の方は「雑用さん」のことを見ていたのではないでしょうか。かなりご自身のことを謙遜されているように思いますが、新天地でのご活躍をお祈り致します。

新卒から勤めた会社が倒産して、3年前に今の会社に転職しました。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業と対外的にはカッコよく言っていますが、要するに下請け、孫請け会社です。川上の会社の人手不足を補うサポートを行なってますが、川下のこちらはこちらで人材不足。なので、とりあえずの人手のほうで採用をして、教育、実践を同時進行でやりながら業務を遂行してます。いわゆる人手なので年齢的にも第2新卒ぐらいの若手がメインですが、まあ、勉強しない割に承認欲求が強く、手柄は自分があげました的なことばかり考えている奴が多くて困ってます。発注側も発注側でサラリーマン体質の純度の高い人ばかりで右から左に流すだけ。でも、自分なりの手柄にしたくて要求は金額以上のことを常に言ってきます。川上の元請は何もせず、下請、孫請に実務をやらせる。闇バイト方式と変わらないですよね。業務内容にもボチボチ辟易し始めました。
ペンネーム:ウザイ承認欲求 52歳/男性

川上、川中、川下という分け方も業界によって異なりますね。アパレル業界では川上は繊維製造、川中は衣服のデザイン・製造、そして、川下の販売会社。いっぽうで、建設業界の元請中心の協力会を基盤にした建設業界特有の護送船団方式の発注会社と元請の川上、元請と下請の川中、下請と孫請の川下。建設業界の構造のほうが「ウザイ承認欲求」さんの会社の業態に近いでしょうか。

そもそも、BPOの対象となる業務の代表例としては、経理、人事・採用、コールセンター、web制作を含めたIT関連、配送・物流、営業、翻訳となります。ただ、一般的なBPOは発注会社との直接的な受注が多い状況です。「ウザイ承認欲求」さんの会社のような2次請、3次請、さらには4次請という下請け重層化は最近では問題視され、建設業界を含めて4次請はNGという流れが始まり、ワンストップ対応への転換が図られ始めているようですね。

今回、採用させていただきました皆様には¥2,000 分の、また、今月投稿いただきました方の中から抽選で選ばれました10名様には¥1,000分のデジタルギフトを来週以降メールでお送りいたします。楽しみにお待ちください。

引き続き、皆様の呟きをお待ちしておりますので、ドシドシ投稿してください!

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