シニアの副業のはじめ方

目次

副業を始めようと検討されているシニア、プレシニアの方たちへ

はじめに

昨今、「副業」を始める方が増えてきております。また副業を認める企業も増えてきており、時代の変化の流れとともに副業が定着しつつある世の中へと変わってきました。 シニア、プレシニアの方の中にも興味を持たれている方が多くいらっしゃるのではないのでしょうか? 実は、長らく社会を生きてきたシニアこそ副業に向いているともいわれています。 まずは、これから副業を始めてみようかとお考えの方へ念頭に入れて頂きたいことをお伝えさせて頂きます。

副業とは?

まず、副業とは小さいながらも「個人事業主」になることです。終業後や休みの日にアルバイトをするのは副業ではありません(Wワークといいます)。そのため始めてからといってすぐに収入になる、というものではありません。多くの時間を費やしても収入にならないこともありますが、逆に結果次第では本業の収入を超えてしまう可能性があるのが副業です。

*副業は、複業、兼業と細かな違いはあるものの、本業以外から収入を得ることに違いはないです。ちなみに、複業は複数の本業を持っていること、兼業は概念的には複業に近く、会社に勤務しながら自分でも事業を経営し、本格的にビジネスをしていることです。副業は、収入、要する時間、労力が本業と比べると少なく、大きな責任が伴わないものと捉えられています。

始める前に

まず「やる理由」を明確にして下さい。会社員と違い副業は誰からも指示されません。起業に対して簡単に始めることが出来るのが副業の利点ですが辞めるのも簡単です。やる理由を明確にしていない方の多くはすぐに辞めてしまいます。ご自身の中で「なぜ副業をやるのか」を明確にしておきましょう。 その次に「目標設定」をして下さい。これもご自身で決めることです。設定の際には、長期目標とその過程の短期目標を決め、その「期日設定」も行いましょう。 あと可能でしたら副業仲間や指導して頂ける方が身近にいるなどの「環境設定」をする事もお勧めします。

成功するためには

上記の準備が出来ましたら、副業を始めてみて下さい。「思い切ってやる」のも成功の秘訣です。冒頭にも書かせていただきましたがシニア、プレシニアの方々はこれまで培ったスキル、人脈等を生かすことも可能です。が、一つだけ置いてこなければならないものがあります。それは「考え方」です。 長年会社員としてお勤めになると会社員としての基準で物事を判断してしまいます。その基準のまま副業を取り組んでもなかなかうまくいきません。 では、どのような考え方で取り組んだらいいのでしょうか? 必要な3つの考え方についてご紹介します。

素直

これですが、特にシニア・プレシニアの方にとって非常に難しいものです。年齢、社会的地位等がプライドとなり、なかなか素直になれません。 例えば、職場内の若手社員が副業で結果を出していた場合、その方に教えを請うことが出来るでしょうか? 地位や年齢関係なく受け入れることができる素直さが必要です。また年を重ねますと様々な物事に「条件づけ」をしてしまう傾向があります。「~に決まっている」という考え方です。過去の経験を基に先走って判断してしまいがちですが、これも副業にとっては足枷です。これを外すようにして下さい。

勉強家

これも、難しいです。副業に関しては「初心者」なので新しいものを積極的に自分のものにする勤勉さも必要です。これに関してはコツがあります。それは「結果を出している人のマネをする」ことです。因みに「学ぶ」の語源は「真似る」からきているそうです。まずはやろうとしている副業のモデルケースを見つけ、その手法を真似ることから始めることをお勧めします。

プラス思考

会社員としてお仕事をする上で「失敗しない」という基準で業務を遂行する傾向があります。会社員ですと失敗することにより昇給や出世に影響を及ぼすことがあるので致したかないと思いますが、その結果「マイナス思考」へ陥ってしまします。 副業の場合、他人に損害を与えない限り失敗してもペナルティはありません。だからこそ積極的に行動するプラス思考が必要です。

以上が、副業で結果を出しやすくするために必要な考え方です。 長年生きてこられた事により無意識的に判断してしまうものではありますが、まずはこの3つについて意識的に取り組んでいかれたらよいかと思います。

気を付けること

次に副業を選択する上で気を付けて頂きたいことを書かせて頂きます。 何を副業にするのかはご自身で選択することですが、その中で企業とパートナー契約を結びその会社の製品を取り扱う、という「代理店業」を選択する場合です。今までの実績、スキル関係なく参入できるビジネスですが、中には詐欺目的の会社もあります。会員を募集し多額の出資金を集め、ある程度集まったら会社ごとつぶしてしまう手法です。特に近年シニア世代をターゲットとした詐欺行為が横行しているようです。もし、ご自身がそういった企業を関わってしまうとご自身が多額のお金を失うだけでなく、出資金を募る立場としての加害者にもなり、今まで築き上げた信用を一瞬で失います。

そこでそういった被害にあわない為、パートナー企業を選ぶ際は以下の項目について確認した方がよいです。

会社

まずは、どんな会社であるか調べて下さい。資本金などの会社規模もそうですが、株式上場、信用格付けなど第三者機関からの評価等も確認しておきましょう。 また金融商品を扱う会社の場合は金融庁への登録有無を確認して下さい。登録しているから必ずしも安心、というわけではないですが、登録がないのは論外です。 また、最近は外資系と謳い外国人が持ち掛ける案件もあるようです。その場合は日本法人があるのか確認して下さい。

製品

こちらも事前調査マストなことです。クオリティ、市場性、適正価格などです。 消耗品の方がリピートのある分、収入は安定しやすいです。

システム

違法で無く、且つ公平性、透明性があるかです。一部のマルチ商法などには顧客が存在しないシステムのビジネスがあります。それはビジネスではなくいずれ破綻するので参入しない方がよいです。

将来性

副業とはいえ参入するなら将来性のあるものがいいと思います。

以上、4つの点についてすべてクリアしている企業とパートナーを結びましょう。

最後に

ここまで、副業について書かせて頂きました。この先定年を迎えられるシニア、プレシニアの方々にとって「セカンドキャリア」を検討するには時期は早いことに越したことはありません。早め早めの対応と、ご自身の選択肢を広げるためにも「副業」をセカンドキャリアの一つとして捉えてみたらいかがでしょうか?

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