チャレンジを続ける若宮正子さん

マーチャンのプロフィール

過去の著作やインタビュー記事などから、今年88才になるマーチャンの経歴を振り返ってみます。

女性が働く環境が今ほど整っていなかった時代に、マーチャンは大手銀行で管理職になり、定年まで勤め上げています。

紙幣を数えるのが苦手で、当初、仕事では落ちこぼれだったという若宮さん。しかし、デジタル化が進み、評価のポイントが企画力や提案力になってきたことで、頭角を現すようになったそうです。男女雇用機会均等法が施行されると、試験の結果が好成績だったこともあり、管理職に。定年時は関連会社の副部長にまでなったのです。

マーチャンは58歳でパソコンを買ったのを機に、現在の「 一般社団法人メロウ俱楽部」の前身「パソコン通信メロウフォーラム」へ入会。現在は「一般社団法人メロウ倶楽部」の理事を務めています。

若宮さんが本格的にパソコンに取り組み始めたのは定年後。お母さまの介護で人と会う機会が減ることを懸念して、ネット上のコミュニティに参加し、人脈を広げていきます。それにとどまらず、ご自分でHPを立ち上げたり、エクセルやパワーポイントを正式に学ばずつまみ食いをしつつ、シニアの方々にパソコンを教えたりしていました。また、シニアがエクセルを学ぶハードルが高いことから、エクセルアートを考案し、一人で楽しんでいます。

マーチャンは、シニア向けのゲームアプリの開発を思い立ち、80才過ぎてからプログラミングを学び始めました。そして、81才で「 hinadan(ひな壇)」をリリースしました。

スマホ用ゲームアプリがシニアには使いにくいことに着目。シニアが楽しめて、操作がしやすいアプリを開発するために、プログラミングから学び始めました。周りの方々に、教えてもらいながら、手伝ってもらいながら、「hinadan(ひな壇)」を完成させています。その実績で、2017年WWDCに紹介され、アップル社のCEOティム・クック氏から“世界最高齢のアプリ開発者”と紹介されました。

銀行員時代から、新しいこと、面白ことを思い立っては、実現させていっているマーチャン。そして、年齢をものともせず、新たな学びにもチャレンジしています。

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