人生を決められた型に当てはめない

シニアにオススメの一冊(5)「すみれの花、また咲く頃 タカラジェンヌのセカンドキャリア」

現代社会はとても変化が激しい時代です。

終身雇用神話は崩壊し、転職でのキャリアアップを目指していく考え方が主流になりつつあります。また、生涯現役ということで働く期間も長くなる中で、自身のセカンドキャリアについて、誰でも向き合う必要があります。そして、セカンドキャリアを考えていく上で、いろいろな壁にぶつかっている方も多いのではないでしょうか。

自分に向いている職種はなにか

将来的に消滅する仕事もあるのではないか

今から転職をしても大丈夫なのか

どのような基準や思いでセカンドキャリアを選ぶのかは人それぞれです。そんな選択に悩んだときに他の人の体験談や考えを参考にすることも効果的です。他の誰かの些細なことが、悩んでいる自分の背中を押してくれることもあります。それが、家族や親しい友人、職場の同僚、歴史上の偉人など直接的に関わりのない人物の場合も。変化の激しい現代で、新たなキャリアを考えている方には、セカンドキャリアで輝いている方の話は参考になることも多いかと思います。

今回のオススメは『すみれの花、また咲く頃 タカラジェンヌのセカンドキャリア』をご紹介します。宝塚歌劇団に青春を捧げて活躍された、一流の元タカラジェンヌが宝塚時代の思い出とセカンドキャリアについて紹介している一冊です。

本書では華やかなタカラジェンヌでも悩み、努力し、学んだことや考え方も紹介されています。

毎日の生活で精一杯で現状を変えたい方

セカンドキャリアへ進みたいが、どうしたらいいかわからない方

自分の人生をより良いものにしたい方

このように考えている方におすすめの一冊です。

目次

著者紹介

著者は早花まこ(さはなまこ)さんです。

早花さんは元宝塚歌劇団の娘役です。2002年に入団しすぐに雪組に配属され、2020年3月に退団しました。宝塚歌劇団に所属しているときから機関誌のコーナー執筆を務め、退団後は執筆の仕事をされています。『すみれの花、また咲く頃 タカラジェンヌのセカンドキャリア』は早花まこさんの初の著作です。

宝塚から学ぶセカンドキャリアへ進むためのポイント

この本では宝塚で一流のスターになった方がセカンドキャリアへ進むにあたり、悩みや人生の指針となる考え方などを体験談とともに紹介されています。

その中でも特に大切で、明日からでも意識できる3つのポイントをご紹介しましょう。

切り替える力を持つ

継続は力なり

自分の人生を決められた型に当てはめない

それぞれ順番に解説していきましょう。

切り替える力を持つ

セカンドキャリアへ進むためには「切り替える力」を持つことが非常に重要です。

本書では早霧せいなさんの章で紹介されています。早霧せいなさんは2001年に初舞台を踏まれ、退団後は俳優として活躍されています。同じ演じる仕事ではありますが、宝塚歌劇と俳優は似て非なるものです。それでも活躍できるのは早霧さんの才能は「切り替える力」だからと筆者は書いています。

誰でも新しいことを始めるときはチャレンジが必要

転職や起業、移住など新しいチャレンジがすべて成功する保証はありません。

失敗する可能性やリスクもたくさんあります。あなたのことを心配してくれる家族や友人の言葉に落ち込むこともあるはずです。

落ち込むことがあっても、すぐに切り替えて行動することがセカンドキャリアへ進むためには必要です。切り替えるのが苦手な方は、少しずつ練習して自分なりの方法を見つけてみてください。

起きてくる事柄に一喜一憂せずに、しっかりと切り替えながら前に進むことが、望んでいるセカンドキャリアへ進むことにつながります。

継続は力なり

セカンドキャリアに進むためには継続する力も身につける必要があります。

本書の中では香綾しずるさんの章で紹介されています。香綾さんは2002年に宝塚音楽学校に入学し、2004年に初舞台を踏まれ、2017年に退団されました。現在は日本アジア青年交流協会で、日本の企業と外国人技能実習生の橋渡し役をされています。そんな香綾さんが宝塚時代からよく言っていた言葉が「継続は力なり」です。

「継続して努力したことは自分の力になる」という意味の言葉であり、セカンドキャリアに進むためには大切な考え方です。

新しいキャリアを始めるにしても、すぐに安定する保証はありません。大変なことがあっても、努力を継続し前に進み続けることが大切になります。それは仕事だけでなく日常生活などすべてに共通していることです。

「継続」は頭ではわかっていても簡単ではない

どんなことでも継続することができなければ、成功する可能性は低くなります。継続というと辛くて大変だというイメージを持っている人もいると思います。セカンドキャリアを考えるにあたって、自分が努力を継続できるジャンルかを1つの基準にしてみてください。

香綾さんは「楽しいことだからこそ続けられる」といいます。継続することが負担にならず、楽しみながらできるのであれば、それは自分の力になります。あなたが望むセカンドキャリアへ進むためには、どんな努力が必要でしょうか?まずは小さなことでも「継続は力なり」を全力で楽しみながら取り組んでみてください。

自分の人生を決められた型に当てはめない

セカンドキャリアを積んでいくためには「自分の人生を決められた型に当てはめない」ということも意識する必要があります。

元タカラジェンヌの鳳真由さんは2016年に宝塚歌劇団を退団した後に、国際医療福祉大学へ進学して、医療の幅広い分野について勉強をされています。鳳さんは医療大学に進むというセカンドキャリアを進むなかで、「人生の目標を決めず、今やるべきことにしっかりと向き合うことが将来への道につながる」と考えているそうです。

人生の目標を決めることにはメリットもデメリットも

メリットは目標に向けて必要な努力や準備を逆算して行えることです。ですが、決めた目標を達成するというプレッシャーや、その目標を達成することだけに囚われてしまうこともあります。セカンドキャリアは努力と考え方次第で、たくさんの可能性があります。

現代では転職や起業などキャリアチェンジが当たり前の時代になりました。自分の可能性を決めつけることなく、今やるべきことに一生懸命に取り組むことで、見えてくることもたくさんあります。まずは自分の可能性を信じて、未来を決められた枠にはめずに、挑戦する姿勢を大切にしてください。

毎日の積み重ねがセカンドキャリアへつながる

今回は早花まこさんの著書『すみれの花、また咲く頃 タカラジェンヌのセカンドキャリア』についてご紹介しました。

切り替える力を持つ

継続は力なり

自分の人生を決められた型に当てはめない

毎日の努力と積み重ねが必要不可欠。元タカラジェンヌは難関の試験を突破し、その後もたくさんの努力を重ね、限界を乗り越えながら舞台に立ってきた人たちです。その生き方や考え方を知ることは、セカンドキャリアへ進みたいと考えている方の参考になるはずです。

本書の終わりには「今日を生きる誰かの、そして明日へ立ち向かう誰かの力となりますように。」と著者からのメッセージが書かれています。

明日のことは誰にもわかりません。自分の望んだセカンドキャリアへ進むためにも、今日から努力を積み重ねていきましょう。他のタカラジェンヌの考え方も、知りたいと思われた方は、ぜひ、『すみれの花、また咲く頃 タカラジェンヌのセカンドキャリア』を読んで参考にされてみてください。

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