シニアにオススメの一冊(4)

「Why型思考」が仕事を変える

転職を重ねて自身のキャリアアップをしていく働き方が主流になりつつある日本。たとえ大企業であっても倒産のリスクはあるため、万が一のことも含めて、自らの価値を高めていくことは必要不可欠と考えるビジネスパーソンが増えています。

更に超高齢化社会が進んでいるなか、定年とは関係なく、働けるうちは働いていたいと思うシニアも急増しています。ただ、このような変化の激しい時代では、ただ言われたことをこなすような仕事のスタイルでは生涯現役で働き続けるのは難しいと考えられています。

すなわち、セカンドキャリアを考えたり、マインドシフトを成功させるためには、より自走式な思考スタイルがないと実現させることは難しいのです。そのために、Why型思考が必要であり、Why型思考とはどのようなものなのかを紹介しているのが細谷功さんが書かれた『「Why型思考」が仕事を変える』です。

・セカンドキャリアをより良いものにしたい

・現代社会で自分の市場価値を高めたい

・昔と今で求められている能力の違いを知りたい

このように考えている方に、ぜひオススメの一冊です。

目次

著者紹介

著者は細谷功(ほそやいさお)さんです。

細谷さんは1964年神奈川県鎌倉市出身で、東京大学工学部卒業。卒業後は株式会社東芝にて原子力技術者として8年間勤務されました。その後アーンスト・アンド・ヤング、キャップジェミニ、株式会社クニエ等でビジネスコンサルティング業に従事され、その後独立されました。

近年では「思考力を具体化し、実践可能にできるように思考回路を転換する」をコンセプトにセミナーや講演を企業や団体、教育機関等を対象に行っています。細谷さんの著書には他に『地頭力のはじめ方』『思考力の地図』『Why型思考が仕事を変える』『具体⇆抽象トレーニング』『考える練習帳』などがあります。

Why型思考を身につけるポイント

本書には現代社会で生き抜くために必要なWhy型思考について、具体例やトレーニング方法なども含めて丁寧に紹介されています。この記事では本書の中で特に重要なポイントを3点ご紹介します。

・現代社会はWhy型思考ができる人材が求められている

・Why型思考は色々なことに「なぜ?」と問いかけることから始まる

・Why型思考になるために大切な性質

それでは順番に解説していきましょう。

Why型思考の人材の需要の高まり

現代日本ではWhy型思考ができる人材が求められています。Why型思考とは逆の考え方にWhat型思考があります。しかし、日本ではWhat型思考の人が多数といわれています。何故ならば、日本の教育は詰め込み型の教育のため、言われたことをそのまま実行するという思考の人が多くなってしまっていたからです。

What型思考の人材は上司や会社の指示に素直に従うなど、会社としては管理がしやすいというメリットがあります。しかし、独創的でクリエイティブな仕事には向いていないというデメリットもあります。

・新たな商品を開発する

・新たなサービスを提供する

・お客様の声の裏にある本質を理解する

What型思考はこのような仕事には不向きと考えられています。しかし、日本を取り巻く環境の変化により、Why型思考の人材が求められていると細谷さんは書いています。

世界の中での日本が置かれている状況の変化

1)インターネット革命による変化

これらの急激な変化に「言われたことをそのまま実行するWhat型思考」では対応しきれない。お客様の真のニーズや、この社会でどのような問題があるのかなどを考えるためには、Why型思考が必要不可欠であると。

2)様々なことに「なぜ?」と問いかける

そもそもWhy型思考とWhat型思考には大きな違いがあります。ちなみに、Whatとは「目に見えるカタチになったもの」のことを指します。

・物理的なもの

・形状化されて保存されている情報

・私たちの行動

対してWhyとは「Whatの背景になっているココロ」のことを指しています。

・目に見えない理由や背景

・規則などが作られた当時の状況や背景など

すなわち、Why型思考では様々なことに「なぜ?」と問いかけることから始まると。また、この本の中ではWhy型思考は「考えること」、What型思考は「深く考えずに表面に見えている事柄のみを捉えて思考停止している状態のこと」と定義しています。しかし、もともとWhat型思考で育ってきている人が、いきなりWhy型思考に切り替えるというのは難しいことだと思います。

まずは日頃から、身近にあることに「なぜ?」と問いかけることが大切。その習慣が、Why型思考を身につけるためのトレーニングになるからです。読書やカフェでの食事、通勤中などのスキマ時間でもトレーニングは可能です。日常の様々な場面で「なぜ?」と問いかける習慣を作ることでWhy型思考が身についていくのです。

Why型思考になるために大切な性質

「Why型思考になるためにはどのような性質や考え方が必要なのか」と疑問に思う方もいると思います。本書の中ではWhy型思考になるために大切な性質についても紹介されています。それが以下となります。

・天邪鬼である

・性格が悪い

・全て自分の責任であると考える

・無精者である

・現実逃避を企てる

・答えがない状態と考える孤独に耐える

良い意味で性格を悪くし、すぐに答えが出ない問題について考える。また、答えがない状態や1人で考え続ける状況にも慣れていくこと。これらは一朝一夕には身につかないことなので、繰り返し意識してトレーニングしていく必要があります。

ただし、このトレーニングには注意点があります。それは「時と場合、相手を考えて適切に使う必要がある」ということです。いきなり同僚や上司、家族に上記のような性質で関わると、関係が悪化したり、相手に嫌な思いをさせたりしてしまいます。まずは自分の頭の中で、上記のような性質で物事を考えていくことが大切になります。

変化の激しい時代だからこそのWhy型思考

これまで、細谷功さんの著書『「Why型思考」が仕事を変える』について簡単にご紹介しました。

・現代社会はWhy型思考ができる人材が求められている

・Why型思考は様々なことに「なぜ?」と問いかけることから始まる

・Why型思考になるために必要なこと

変化の激しい現代のような社会では、思考停止の状態では前には進めません。ましてや今後はITやAIの活用がますます増加することにより、社会の変化は更に激しくなることが予測されています。また、今ある仕事のうち、49%が将来はなくなってしまうという予測も出ています。

しっかりとしたセカンドキャリアを目指していくためにも、Why型思考を身につけ、WhyとWhatの使い分けが出来ることは大切であると思われます。 より深く、詳しく学んでみたいと思われた方は、ぜひ、『「Why型思考」が仕事を変える』を熟読されて、日頃から思考のトレーニングにチャレンジして、より良いセカンドキャリアを模索されてはいかがでしょうか。

もっと深くWhy型思考を学びたいという方は是非Amazonで購入されてください。

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