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セカンドキャリアのプロに聞く。シニア就活のコツ。

 

Q、シニアの再就労の準備はいつ頃から始めるのが良いのでしょうか?また具体的にどのような準備が必要かを教えて頂けますか?

シニア就活のプロ。人材サービス大手企業で多くのシニア就活に立ち会ってきた佐藤大輔さんインタビュー 50代の方はそろそろ始めた方が良いと思います。まずは、ご自身の交友関係を確認することをおすすめします。名刺無しで、肩書のないあなたに会ってくれる社外の人間が何人いますか?人脈が多くの事を解決してくれます。

あとは先ほどお伝えした、やりたいこと、やれること、やらなければならないことをしっかりと見定めていく事が重要です。単純に大きくは3つ、今の会社に居続けるのか、独立するのか、転職するのか、どの選択肢があなたのWill・Can・Mustの輪の共通部分を達成できるのかです。いま「会社」という素晴らしい環境にいる、いた、という事実に将来気付きます。恵まれた今の環境にいる間に色々な準備が進められますので、ぜひとも関連書籍などで、具体的な方法を知ってほしいと思います。

ちなみに私はもう色々な先生方からお話を伺う事ができ、少しづつ始めています。40歳でこういった話や講座をたくさん聞けたことはとてもラッキーなことだと思っています(笑)

 

 

Q、新型コロナの影響で在宅勤務など仕事の様式も変わってきましたが、シニアの就労についても企業側の求める勤務様式に変化はあるのでしょうか?

シニア就活のプロ。人材サービス大手企業で多くのシニア就活に立ち会ってきた佐藤大輔さんインタビュー世の中の変化により、否応なくデジタルやネットワークの世界に身をおき、仕事をするようになってきています。弊社も一時は完全在宅を実施したり、いまも70%以上のメンバーは在宅勤務をしています。そのような中ではどうしても最低限のITリテラシーが求められます。スマートフォンを持ってみればすぐに慣れて、案外なんてことなかった、ということを皆様も経験されているのではないでしょうか。

ZOOMなどのコミュニケーションツールを筆頭に、あらゆるコミュニケーションがPCを介して行われていきます。これはシニアに限らずですが、この変化に対応する必要があります。これはコロナ禍での企業がシニアに求める変化とも言えるでしょう。

もう一点違う視点でお伝えすると、中小企業はとにかく人手が足りていません。それと同時に中核を担う人材、ベテラン人材、それを助ける存在も足りていません。大手の経験をもつシニアの経験は実は中小企業から見ると、とても素晴らしい能力なのです。しかし処遇が合わないために受け入れられないという事情もあります。なので週に1回、月に2回、などでアドバイスが欲しいというニーズも実は多くあります。一方で大企業ではシニア社員の社外での活躍の場をつくったり、セカンドキャリアは自らで歩んでほしい、という思いがあり、パラレルワークを推奨する企業も増えてきています。ここには実は大きなヒントがあると考えています。

いきなり、独立、またはいつまでも1社で、という両極端ではなく、まずは手軽に身近に始めてみる。パラレルワークで少し外の環境で働いてみる、こんな経験が積めるのも今の時代ですので、是非チャレンジしてみてください。

 

シニア就活のプロ。人材サービス大手企業で多くのシニア就活に立ち会ってきた佐藤大輔さんインタビュー

Q、最後に佐藤さんから(または会社として)、まだまだ働きたいというシニアの方々へのアドバイスなどがあればお願いいたします。

シニアの皆さんはまさに現代日本を作り上げてきた叩き上げの世代です。いまから新しく何かを勉強、という事ももちろん必要ではあるのですが、すでに皆様が積み上げてきた膨大な「経験」という宝が皆さんの中には眠っていると思います。

例えるならば、覚えてきた・経験した時系列で、A4用紙が無造作に積みあがっている状態です。これを私は「経験でっかち」の状態と言っています。経験はないけど情報としては知っている状態を「頭でっかち」と呼ぶのに対し「経験はたくさんあるのだけれど、情報として整理されていない状態」を「経験でっかち」と呼んでいて、この無造作に積まれたA4用紙を、いつでも自在に引き出せるよう製本し、目次をつけ、本棚に並べていく作業、これが勉強であったり、研修であったり、自己の振り返りなのだと考えています。

自身の経験や、やってきたことをしっかりと整理し、本質をゆっくりと時間を取って見定めていく事、纏めてみると、電話口でも面接でも、理路整然とした対応で、ご自身の魅力を端的にアピールすることが出来るのかと思います。「経験と知識の製本作業」。これをお勧めしています。

Q、当協会のフェイスブックは関東近県の50歳以上の方々にフォローして頂いています。会社のPR等ありましたら是非お願いいたします。

アデコ株式会社は人財サービスのグローバルリーダーであるアデコグループの日本法人です。本業である人財派遣、人財紹介などはもちろんですが、厚労省、労働局、東京都自治体などが行う多くの支援事業の企画、受託運営もしています。若年層・ミドル層・シニア層の就労支援事業や、そういった方々を採用したい企業へのコンサルティング事業、その他働き方改革支援、テレワーク推進支援など、様々な事業を運営しております。

支援事業内での支援以外にも、あらゆる企業様の個別支援や個人の方へのキャリアコンサルティングも行っておりますので、ご興味のあるサービスや公共事業がありましたら是非一度ご相談頂ければと思います。


佐藤さんは、Will・Can・MustのキャリアモデルのCanとMustの理解・把握が大切と言います。「自分がやりたい事」だけでなく「できる事」と「求められる事」のバランスを考え、自分の進む方向を見極めていくというものです。いま就職を考えているシニアの方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

佐藤さん、貴重なお話をありがとうございました。