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再スタートの準備

これまでの経験やノウハウを活かして働きたいという方は多いと思います。

しかし、社会の変化のスピードは速く、以前とは仕事のやり方が違うというケースも実際には多いものです。

また、シニアの場合は自分の希望と企業側の条件のギャップが生まれがちですので、一番優先したいことやどうしても拘りたいことを決めたら、その他のことは最初は主張しないということも大切です。

再スタートの準備

シニアが再就職してもう一度活躍するにあたり、これまでの経験を見直し「自分を知る」こと、そして、現在のビジネス環境を理解する「社会を知る」などのステップが必要になります。

何故なら、これまで通りの働き方・意識では、処遇や人間関係、求められるレベルとのギャップが生じてしまうからです。

再スタートをするにあたり、下図のようなフローで準備を進めてみましょう。

キャリアの棚卸し

まずはこれまでの経歴や経験から「自分ができること」を明確にしましょう。

ポイントとなるのは「何にやりがいを感じるのか、生きがいは何か」も明確にしておくことです。ここが不明瞭なままでは、あらたに始まる仕事で大きなストレスを抱えることになりかねません。例えば、納得できない待遇や、自分よりもひと回り以上違う上司との新しい人間関係など、これまでの経験や処遇では考えられなかったこともあるでしょう。

生きがいややりがいがハッキリとしていれば、それ以外のものに感じるストレスも少なく抑えることができます。

「キャリアの棚卸し」にはインターネット上に様々なツールが無料で提供されていますが、厚生労働省が用意している「ジョブカード」は企業の人事担当も知っている人が多いツールです。これらを活用して、ヌケやモレのない「棚卸し」をしてみましょう。

厚生労働省「ジョブカード」はこちらから

職業理解

「自分が出来ること」を棚卸しした後は、それらを活かしてどのような貢献ができるかを、出来れば希望する企業の仕事内容と照らし合わたいところです。雇用形態(正社員か非正規雇用か等)や労働環境、これまでのシニアの雇用状況や、経営者の人柄・社風なども確認したいですが、情報を得るのは難しいかもしれません。成功しているシニアの再就職に「知人からの紹介」が多いのは、もとより信頼関係があるために「自分が出来ること」を企業とすり合わせることが容易だからです。

行政の事業には、一定の期間「派遣」として企業で働いてみて、その間のシニアの人件費を自治体が負担してくれるものもあります。企業もシニアも安心してお互いの相性を計ることができるため、機会があればそのような事業は活用したほうがよいでしょう。

また、人材がオーバーフロー気味の大企業よりも、人材不足に悩んでいる中小企業のほうが「シニア雇用」に前向きな企業が多いのが実際のところです。ある人事評価システム企業のインターネット調査では、「シニア人材を「採用したい」の割合は都市部で51.4%、地方で55.3%と、いずれも半数を超える結果に」といった結果が出ています。

ギャップの検証

自分の経験やスキルと新しい仕事とを照らし合わせ、スキル不足などのギャップがある場合は、資格取得やスキルアップのための勉強をするなどが必要になるでしょう。

また「できるかどうか自信が無い」という場合には、行政の担当窓口に相談をしてみるのも一つの方法です。無料で相談に乗ってもらえるキャリアコンサルタントや、スキルアップできる教室・セミナーを紹介してもらえると思います。

企業で働くという選択肢を選ぶ以上、いずれにせよ、求められている働き方をまずは理解すること何よりも大切になります。

また、企業側が求めている働き方(勤務日数や時間、処遇)と自分の希望がどうしてもマッチしない場合には、その他の選択肢も視野に入れる必要があります。

超高齢社会では当然のことですが、現在は60歳以降の「起業」が全体の30%以上となっています。「起業」というと大げさに聞こえますが、インターネットを使い自分のペースで少額で始められる事もあります。「使われない働き方」で新たな生きがいを見つけるシニアの方も多くいらっしゃいます。