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シニアとパソコン

前回まで、現在の65歳の方々の30歳までの出来事を纏めてきましたが、今回は一旦年表をお休みをして「パソコンが普及してからこれまで」を振り返ります。

パソコンは、65歳の現シニアが30歳くらいの時に国内で普及し始め、15年ほどかけてビジネスの必須アイテムになっていきました。

いま「シニアのセカンドキャリア」を考えるとき、市場が求めているPCスキルを、シニアはどの程度持っているのでしょうか。

「シニアとパソコン」について、パソコンの浸透の歴史を振り返りながら「シニアとパソコン」について推察してみましょう。

パソコン導入期から普及期

現在の65歳がまだ20代だった1970年代。

パソコンはまだ存在せず、一般に「マイコン」と呼ばれるマイクロプロセッサを搭載した個人用小型コンピュータが、ごく一部の人たちに趣味的に使われていただけでした。

この「マイコン」は8ビットのコンピュータでしたが、16ビットのコンピュータが出始めたあたりで「パソコン」と呼ばれるようになり、これがいまの「パソコン」の黎明期となります。

1980年になると16ビットで処理能力の高い「NEC PC-9801」がビジネス用として発表されました。この「98シリーズ」は独自ソフトが多くの企業で親しまれましたが、90年代半ば市場にWindows95が出始めたあたりから徐々に形勢が悪くなり、2000年の最終モデル上梓で最後となりました。

Windows95は汎用性が高く、パソコンを市場に普及させる足掛かりとなりました。1995年~2000年までの5年ほどの間で、殆どの企業にパソコンが行きわたることになったわけですが、この時、いまの65歳の方々は当時45歳。ホワイトカラーのビジネスマンは、会社から強制的にパソコンを使わせられることになった人も多かったと思います。

 

インターネットサービスの伸長

2000年代は一気にノートパソコンが浸透。持ち運びができ、低価格化も進んだパソコンは、企業だけでなく各家庭にも一気に普及していきます。

2000年のパソコン普及率は38.6%で、2005年が64.6%なので、急激な浸透です。ホリエモンが東証マザーズに上場し、ライブドアが世間を騒がせ始めたのもこの頃でした。インターネットを生業とする企業が台頭し始めたのです。

シニアとパソコン

2005年、当時50歳の現シニアは、この急激なパソコン・インターネットの台頭をどう捉えていたでしょうか。

50歳といえば、職場では上司としてのポジションが定まり、経験やノウハウを生かして組織を牽引している年齢です。書類の作成や細々としたことは部下に任せ、経営や人脈形成などが主な役回りになるものです。「パソコン」を駆使することなく、仕事をバリバリこなすこともできたわけです。

しかし、定年後、雇用延長となり65歳になったシニアがいま「セカンドキャリア」を目指した時、企業から求められることは経営や人脈形成ではないことが殆どです。

よほど以前から再就職にむけて準備していない限り、こと「PCスキル」について企業ニーズに応えることは難しいのではないでしょうか。

そして、逆を返せば「PCスキル」はセカンドキャリアのための大きなヒントにもなりそうです。

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