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シニアならではの愉しみ、自分だけのコーヒーを作ってみよう(最後にコーヒー豆プレゼントもあります)

シニアならではの愉しみ、
自分だけのコーヒーを作ってみよう(1)

最近街を歩いていると、新しい個性的なカフェをよく見かけます。豆を挽いていて、そこで気楽に飲むこともできる。全日本コーヒー協会の調査によると、どの世代よりも私たちシニアはコーヒーをよく飲むそうで、コーヒーについてちょっと楽しい企画を考えてみました。テーマは、自分だけのブレンドコーヒーを作ってみようです。秋のいい日和、こうしたゆったりとした自分時間を持つのもいいものです。

ゴリラハイランズコーヒージャパン運営統括責任者の山林(やまばやし)香織さんにお願いし、そちらのシングルオリジン豆(シングルオリジンとは、生産国が同じなだけでなく、さらに細かくエリアや農園も同じで、また生産処理も同じ品種が他の品種とブレンドされることなく、1つの銘柄として販売されるコーヒーのこと)を使って、1杯の自分だけのオリジナルブレンドコーヒーを作ろうという、壮大な(!?)企画を進めていただきました。
ブレンドとは、いくつかの豆をブレンドすること。喫茶店でブレンドと言って出てくるものですね。

ここからは、山林さんにお願いします。


まず、ウガンダのこと
知ってください

山林です。よろしくお願いいたします。
ウガンダ共和国は東アフリカにあって、東はケニア共和国、西はコンゴ民主共和国に挟まれます。大きさはほぼ本州と同じで、人口は約4500万人、アフリカ屈指のコーヒー生産国で政情は安定しています。仕事で3年ほど住んでいました。
赤道が通っているのですが、平均1000m以上の高地ですので、アフリカの軽井沢と一部で呼ばれています。あ、私が呼んでいるだけですかね。まあですから、コーヒー豆の栽培に適しているわけです。

私はそこで、サファリツアーのコーディネートや小さなカフェをやっていました。でも、現地の子たちは学校に行けていなかったり、同じ服を着ている子をよく見かけたりしていました。コーヒー豆の生産者もコーヒーを飲んだことがないとか。
畑の生産者の人たちが潤う仕事をしたいなあと。消費者と生産者の笑顔がイコールにならないとなあと。自然栽培のダイレクトトレードですね。コーヒー豆だけでなく、生産者の取り組みも一緒に売りたいなあと。で、この仕事を始めました。始めたばかりですが。

豆は約1000か所もの個人農家からおろしていただいています。大きな農場でなく、個人農家です。一家5人とか6人で働いている。そこからダイレクト航空便で仕入れています。量が少ないので航空便になります。船ですと、コンテナになるのでまだ無理ですね、扱いが大きすぎて。

コーヒー豆の栽培

30%アップの価格で
仕入れるのには訳がある

農家から標準の30%アップの価格で仕入れます。その収入が農家に入る。回って、医療や教育に役だったり、マウンテンゴリラの保護に役だったりもする。マウンテンゴリラの住む森の木を伐採して売ることで、生活費の足しにしている人がいるからです。森を守るために、この30%が必要です。

ほかにも、コーヒー栽培には女性の力が欠かせないことから、収穫期以外の収入源確保のため洋裁やバッグ作り、ビーズ作りのレクチャーをしたりしています。ですから、私たちの豆はなかなか安価にはできていません。現地では、マウンテンゴリラの密猟者を再教育してチームの一員に加えることで、頭数を増やす効果を上げる手助けも少しですがしています。

私たちの扱うゴリラハイランズコーヒーは、持続可能な農業管理プログラムの一環として、バナナや豆類、竹やイチジク科の木などと一緒の畑で同時に育てています。例えばバナナは大きな葉で直射日光からコーヒーを守ってくれたり、乾期に水を放出してくれたり、そうした作物の恩恵を受けコーヒー豆は育ちます。
ゴリラハイランズコーヒーの豆は、南西部標高1500-2200mのキゲジ地方産で、レッドチェリーだけを手摘みで収穫します。そのときに現地の人でもわかりやすいように、緑黄赤の3色のリストバンド(2ページ目写真)をつけます。赤の色を摘んでねということですね。

コーヒーの品質評価機関でも、高い得点を取得したコーヒーです。ウガンダの東西の2か所で採れます。品種はアラビカとロブスタ。アラビカ種は、東部ではメジャーな品種ですが西部でも栽培が進んでいて、あっさりフルーティ。力強いロブスタは普通低地栽培なのですが、ここは西の1500‐2000mの高地で採れる珍しい品種です。ですから、このハイランドロブスタには品の良い酸味もあります。

マウンテンゴリラの保護

では、いよいよ
自分だけのコーヒーを

では、うちの豆を使って自分だけのコーヒーを作ってみましょう。ご無理を言って、長野県軽井沢町のブレンダー中村元治さんにブレンディングをお願いしました。ありがとうございます。“アフリカの軽井沢”の豆を“日本の軽井沢のブレンダー”の方にお願いする、グローカル(グローバル+ローカル)ですね。
使う豆は私たちが扱っているシングルオリジンの3種類。中村さんのコメント付きです。

A アラビカミディアムロースト ウガンダのアラビカ豆特有のフルーティな酸を感じられる

B アラビカミディアムダークロースト 一言でいうとタータリック(ワインなどに含まれる渋みことで、焙煎由来のものではなく自然由来のもので、豆の個性として捉えられ心地のよいもの)

C ロブスタミディアムダークロースト 苦さがありながらも、ロブスタ特有な風味を感じさせられる

coffeeバランスチャート

表の縦軸は、上が香りが強く、下が苦みがある。横軸は、右が酸味があり、左がコクがある。その表の中に、ABCをマークキングしてみました。これだけで味わうのも、もちろん大歓迎で基本です。ただ、それですと今回の企画、自分だけのブレンドになりませんのでトライしてみましょう。

次の5つで試してみました。

オリジナルブレンド

  1. A50%:C50% 華やかで酸味とコクのバランスが取れていて、アラビカはアラビカ、ロブスタはロブスタのそれぞれの個性を感じることができる味です。
  2. B50%:C50% 万人受け間違いなし。ミディアムダーク同士の組み合わせで、深めの焙煎が好きな方向け。当たり障りなくしっかりした味にまとまります。
  3. A80%:C20% 香り高く、アラビカのフルーティな酸の華やかさもありながら、ロブスタのもつ甘さをほんのりと感じることができる味。ハンドドリップでの抽出がおすすめ。
  4. A20%:C80% ロブスタをしっかりと感じることのできる味。舌の上に残る重たい質感。酸味が苦手で苦味のあるコーヒーが好きな方向けで、特に重みのある味なので、ミルクを入れるのもおすすめです。
  5. A60%:B30%:C10% アラビカ酸の華やかさと甘さ、ロブスタの香りとコクを両立させた味。バランスも良く、味がまとまっている。

それぞれの配合を確かめた上で、ゴリラハイランズコーヒーの豆の特徴を一番活かせる配合は何かと考えた上で、5を追加作成していただきました。ありがとうございます。個性が際立つ3種類のコーヒーをつなぎ合わせるために、味全体のバランスを取ってみた、この5が中村さんとしてはおすすめだそうです。

ただし、ほかのもエスプレッソでの抽出やミルクを加えるなど工夫すると雰囲気が変わるとのことです。