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終身雇用とGDP②

前回、日本のGDPの後退のお話を書かせていただきました。

長らく日本は「終身雇用・年功序列」を維持してきました。高成長期にはこれで良かったのですが、昨今の低成長の原因の一つがこの雇用形態であったとも言われています。なぜでしょうか。

 

終身雇用の崩壊

昨年2019年4月、経団連会長の中西さんが「終身雇用を続けていくのは難しい」と発言されたことはニュースとなり、大々的に取り上げられたのは記憶に新しいところです。

元来生真面目な気質の日本人は「終身雇用」という会社の保証のもと、帰属意識を高めサボらずに会社のために働き続けることが出来ました。他の国であればサボる人がどんどん出てきたでしょう。

しかし、低成長になってからはこの保証が「足枷」となってしまったのかもしれません。生活が豊かになり文化レベルが上がった結果、働く人たち全員が創造的でなくとも、生活レベルの維持が可能になったからです。

一方海外は、成果を上げなければ即解雇といった完全能力主義。そのため、社員も自己研鑽を続けキャリアアップを狙います。競争も激しく、いつでも蹴落とされる「ハイリスク」ではあるものの、成功した場合のリターンも大きいのが特徴です。

対して日本では「終身雇用・年功序列」という護送船団方式で、誰かの成功は会社の成功となり、競争が生まれにくい企業文化になりました。日頃から競争にさらされている海外とでは自ずと差が生まれるのは仕方のないことです。

1990年代には欧米型の「成果主義」に注目した企業がこれを採用したものの、多くは旧来型雇用形態とのミックス式の導入となり、結果的に成果につながらないことが多々あったようです。

これからのシニアの働き方

「激動の昭和」「大転換の平成」を経て「令和」となった今、変化は更にスピードを増しています。「昨年の成功企業が今年倒産」なども珍しくありません。もはや企業の雇用に「安定」を求めることはナンセンスなのです。

このような時代に「もう一度働きたいシニア」はいったい何をすべきでしょう。

我々は手を取り合い、このような時代にふさわしいシニアの働き方を、一緒に考えていきたいと思います。

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